常任委員のつぶやき
2024年3月18日
去年の暮れ、代官山で素敵な絵と出会いました。
代官山の駅を出て、エスペラント通りを右に歩いて行きます。この通り、昔はキャッスルストリートと呼ばれていたはず……と思いながら歩いて行くと、見えるはその名前の由来となった古き良きビンテージマンション・キャッスルマンション。
その1階にポッと灯をともしたようなギャラリーがありました。ギャラリーの名は「Gallery 子の星(ねのほし)」さん、展覧会名は「TOKYO×PRINT×LANDSCAPE 2023 緑の電車で旅をして」と書かれています。
ガラス越しに見える青と緑のどこか懐かしさを感じられる版画、松操会会員の皆さま、見覚えがありませんか?
そう、松操会誌の表紙でもお馴染みの版画作家・門馬英美さんのグループ展にお邪魔してきたのでした。
54回卒業の門馬さんは三輪田学園卒業後、武蔵野美術大学油絵学科の大学・大学院に進まれ、大学時代ともに版画を専攻されたハットリアイコさん、吉田庄太郎さんと2016年に「東京会20160229」を発足、それ以来こちらのGallery子の星さんでグループ展をなさっているそうです。
展覧会風景:「TOKYO×PRINT×LANDSCAPE 2023 緑の電車で旅をして」Gallery子の星/ 2023年
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2024年3月9日
近松門左衛門没後300年に因んでの演目が行われるとのことで、3月初旬、京都四条南座「三月花形歌舞伎」へ参りました。

出演は、中村壱太郎、尾上右近、中村隼人、他大勢のみなさま。

松プログラムを月の前半の午前の部に、桜プログラムを午後の部に、そして月の後半には逆にするという一見複雑な、両方見たくさせる趣向とわかります。
松プログラムは「心中天網島 河庄」、桜プログラムは「女殺油地獄」、そして両方の2番目はそれぞれ配役や衣装を変えた「忍寄恋曲者 将門」。つら(面)あかりという、長い柄のついた蝋燭で顔を照らす演出もありました。
また、冒頭、3人が交代で「乍憚手引き口上」(はばかりながらてびきこうじょう)の中で、あらすじや見どころを語り、南座のマスコットみなみーなという着ぐるみが登場すると、撮影タイムとなりました。
拡散歓迎とのことで、役者さんは手をつないで花道を去って行きましたが、上手に撮れなくて残念。

松プログラムも桜プログラムも、素敵で流石、若々しい迫力がありました。
劇場内には、近松門左衛門が福井県の出身であることから、福井県発行の資料もあってお勉強になりました。


美しく趣がある南座の内部
※みなみーなは大提灯なんですよ。詳しくはこちら。
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2023年11月30日
2023年11月19日