常任委員のつぶやき

常任委員のつぶやき

Kalie先生を偲ぶ会に参加して


学園より誠に残念なお話を伺いました。
去る2026年4月3日、現職のネイティヴ教員のKalie Mackey先生が、脳腫瘍のためわずか33歳にてご逝去されたとのことでした。




多くの教職員と生徒たちから親しまれたKalie先生を偲ぶ会が、5月2日(土)に講堂にて開催され、Kalie先生に教わった卒業生を含む多くの生徒たちが、お別れに訪れていました。我々松操会常任委員も、当日の偲ぶ会に参加させていただきましたので、その様子をお伝えしたいと思います。
 

 
お花が大好きで、よく職員室やEnglish Loungeにハンドメイドの花のオーナメントを飾り、その場の雰囲気を和ませていらしたというKalie先生。そんなKalie先生ために、この日講堂の舞台に設けられた祭壇には、たくさんの綺麗なお花に囲まれた笑顔のお写真が飾られていました。
 
高校教頭で英語科の荒川先生が司会進行をされる中、加納校長先生、英語科の石上先生、同僚のネイティヴ教員のDiana Cortez先生、そして中学と高校のそれぞれの代表の生徒たちが祭壇の前で弔事を読み上げました。
 

 
Kalie先生はアメリカの4年制大学を卒業したばかりの2015年にJETプログラム(The Japan Exchange and Teaching Program 国が主導し外国の若者を日本に招致して地方自治体や学校で外国語教育や国際交流活動に従事してもらう事業)を通じ、三輪田に赴任され、その後直接雇用となられました。
 
加納校長先生によると、Kalie先生は赴任されて以来ずっと、生徒に寄り添う指導と温厚で温かな人柄で教職員にも生徒たちにも大変親しまれてきたとのことです。加納先生は、そんなKalie先生がわずか30代で亡くなられた事は正直受け止めきれないものの、「今日ここに訪れた方々とKalie先生との想い出を振り返りながら、温かな会にしたい」とご挨拶をされました。
 
続いて弔事を述べられた先生方や代表生徒たちも、涙を堪えながらKalie先生への感謝と先生との温かな想い出を話してくださいました。
 
石上先生もDiana先生も、Kalie先生はとても責任感のある先生で、生徒に対しても、先生方に対しても、友達に対しても、どんな時も細やかな心配りと優しさを忘れない方だったとおっしゃっていました。また、病気が発覚し入院されてからも、ご自身の病気のことよりも同僚の先生方や生徒たちのことを気にかけてくださったとおっしゃいました。最後に三輪田に出勤された日にDiana先生に体調を心配されながらも、担当する生徒たちのためにパーフェクトの授業をしようと頑張っていらした話を伺うことができました。
 
中学高校代表の生徒たちは、Kalie先生が英語の授業でも課外授業でも、昼休みや放課後でも、いつでも明るく優しく英語でコミュニケーションをしてくれたので、楽しく英語を学ぶことができ、Kalie先生のおかげで英語を勉強するのが好きになったと述べていました。自分たちが、言いたいことの英語での表現がわからず、つい日本語でKalie先生に質問をしてしまった時も、Kalie先生は優しくわかりやすく英語の指導をしてくれたそうです。
高校代表の演劇部の生徒が、Kalie先生に生徒の好きなキャラクターがプリントされた生地で作ったハンドメイドのバッグをプレゼントしてもらった時、自分の好きなものをKalie先生が覚えていてくれて嬉しかったと涙ながらに語った際には、我々ももらい泣きしてしまいました。
湯原理事長先生は、Kalie先生は教職員に対しても生徒に対しても、そのような細やかな気配りができる方で、これまで三輪田に赴任された数多くのネイティヴの先生たちの中でも教員としてもお人柄も大変優秀な先生だったとおっしゃっていました。また、最後まで三輪田の生徒たちや日本をとても愛してくれていたことに感謝したいとおっしゃっていました。
 



 
弔辞の後、教職員、在校生、卒業生、そしてKalie先生のお友達もKalie先生の祭壇に白い花を献花いたしました。Kalie先生の親しい友人のドイツ人の方が、祭壇の前で泣き崩れ離れられずにいらした姿に胸が詰まりました。湯原先生のお話では、その方はKalie先生がホスピスに入られた後も、Kalie先生の車椅子を押し三輪田への送り迎えをするなど、最期までKalie先生を献身的にサポートされていたとのことでした。
偲ぶ会の終了後、この方とDiana先生にお話を伺うことができました。お花が大好きだったKalie先生のために三輪田学園がお花いっぱいの祭壇を用意してくれて、卒業生もたくさん駆けつけてくれて、Kalie先生が温かく見送られて嬉しかったとおっしゃっていました。
 
更にその後、湯原先生にもお話を伺ったところ、Kalie先生はアメリカでは保険が使えないため、日本でずっと治療を受けていらしたと伺いました。ご本人もアメリカに帰りたい気持ちもおありだったと思われますが、それでも最後まで三輪田の生徒たちや日本をとても愛してくれていたことに感謝したいとおっしゃっていました。

 
 
今回参加させていただいた我々常任委員は、Kalie先生とは面識がありませんでしたが、Kalie先生がとても素晴らしい先生だったことが伝わる温かい会でした。わずか33歳で亡くなられてしまったのは、とても悔やまれますが、最後まで生徒たちをたくさん愛し、生徒たちにもたくさん愛され、幸せな人生であったと思われます。三輪田生たちにとって、そんなKalie先生の教え子として学んだことは、英語でのコミュニケーションスキルだけではなく、誰にも奪えない人生の宝物となったことでしょう。
 
この素晴らしい会に参加させていただき、卒業生として改めて、健康ほどありがたいものはないと実感し、他者を愛し思いやりながら、一日一日大切に生きて行きたいと思いました。
 

高校55回 堤優


※偲ぶ会の様子を収録したYouTube動画が、こちらよりご覧いただけます。(2026年6月末まで)
In Loving Memory of Ms. Kalie
https://youtu.be/41zGIpj_hmA

【字幕翻訳手順】 YouTube → Settings (gear icon) → Subtitles/CC → Auto-translate → English
 

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