常任委員のつぶやき

常任委員のつぶやき

劇場の街で青柳菜摘さんに詩を教わる


松操会でも年に2回、東銀座の歌舞伎座で観劇会を行っていますが、いま銀座や日比谷が歴史ある劇場の街として注目されているのをご存知でしょうか。
歌舞伎座はもちろんのこと、日生劇場や東京宝塚劇場、帝国劇場、シアタークリエなど日夜、多様な舞台や映画を上演している劇場がある街から、「劇場の熱気を、街に解き放ちたい!」「空と緑と共にエンターテインメントが楽める街にしたい!」と、日比谷ミッドタウンが中心となって毎年Hibiya Festivalを開催しているそうです。



ゴールデンウィーク中に行われたHibiya Festival 2024では、ミュージカル、パフォーマンスショー、楽器演奏、伝統芸能など、たくさんの演目が催されますが、その中で注目すべきは「カンゲキ学校」10代向けワークショップ『ひとりごとから詩をつくる』です。10代のためのクリエーションの学び舎「GAKU」さんが主催した、こちらのワークショップ、なんと講師をされているのが、高校60回青柳菜摘さんだったのです!去年、中原中也賞を受賞されたことで注目を集める青柳菜摘さんは、演劇という芸術を「ひとりごと」「詩」という切り口で10代の皆さんに原体験をさせてくれるそうです。


さっそく我が家の10代である娘が参加してきました。




今回、先生となってくれたのは、青柳菜摘さん(アーティスト、詩人)そして中島梓織さん(劇作家、「いいへんじ」主宰)のおふたりです。
ワークショップの内容はHibiya Festival 2024のHPより抜粋させてください。

【演目紹介】
ふとしたときに、あたまに言葉が浮かんできたり、思わず言葉を口にしたり。「ひとりごと」は、妙に自分自身に馴染むような言葉だったりもしますし、一方で自分自身が驚くような言葉だったりもします。そんな「ひとりごと」は、「あなた」と深く結びついているからこそ、他の誰かにとっては謎の多いものであるかもしれません。
「わからない」ものなのかもしれません。でも、「わかる」から良い、「わからない」からダメということではなく、自分から出てきた言葉を大切にしてみる。同じように、他の人から出てきた言葉も大切にしてみる。そういう体験をしていきます。そのとき「ひとりごと」は、きっと詩になります。
そして、その詩を読み合ってみる。きっとそこには演劇の原体験があるはずです。



ワークショップの宿題として出ていたのは、「ひとり」を感じる時、自分の「手」を観察して感じたことを言葉として書き出しておこう、でした。
ノートに書いた言葉を、ワークショップで再度フォーマットに沿ってまとめていきます。

ここからは、娘が自由に楽しめるよう退出してしまったのですが、のちにワークショップの流れと感想を聞くことができました。

ひとりの時に心から湧き上がるひとりごとを書きとめる。
書き留めたひとりごとを人に話すことによって対話が生まれ、それを受けて詩を完成させる。
そして、その詩を人に委ねて読んでもらう。

偶然ながら演劇のとある分野でサポーターをしている娘は、言葉がどんどん循環していってお互いに影響しあい1つの物語になっていくさまが、非常に演劇的だったと言っていました。とてもとても楽しかったそうです。



娘がそんな素晴らしい体験をしている間、わたしは会場があった日比谷三井タワーの9階からお堀を眺めていました。このお堀は三輪田学園に通じているのかな、と思うと何だか今日という日を楽しんでね、と祝福してもらっているような気になり嬉しくなります。



ワークショップが終わったあと、「先生!写真を撮ってください〜!」と生徒の皆んなから大人気だった青柳さんと中島さん。笑顔がピカピカです。まさに三輪田学園世代である10代の皆さんと楽しく盛り上がったワークショップだったことが、終わったあとの雰囲気からも伝わってきます。
娘とも最後にパチリ!素晴らしい経験をありがとうございました!またコ本やさんにもお邪魔させてください♪


yoco.y

青柳菜摘
<ホームページ>
http://www.datsuo.com/
コ本や honkbooks
https://honkbooks.com/

<インスタグラム>
@realdatsuo
https://www.instagram.com/realdatsuo/

<X(旧Twitter)>
@datsuo
https://twitter.com/datsuo


中島梓織
<ホームページ>
https://nakajimashiori.amebaownd.com/

<X(旧Twitter)>
@shinayaka_822
https://twitter.com/shinayaka_822

<note>
https://note.com/shinayaka_822/


GAKU
https://gaku.school/news/hibiyafestival

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。* が付いている欄は必須項目です。
(卒業生の方は名前の前に卒業回数をご記入下さい。)
※管理者が承認するまでコメントは表示されません。