常任委員のつぶやき

常任委員のつぶやき

見える世界と見えない世界

角野栄子さんという名前にピントこなくても、「魔女の宅急便」の作者と聞けば、「あぁ、あの赤いメガネの」とおしゃれな角野先生の姿を思い出す方も多いと思います。
つい先日もEテレで先生の特集番組が放映されていました。
 
我が江戸川区に11月3日「魔法の文学館」という角野先生の世界を表現した児童文学の館がオープンしたので、早速予約を取って見学に行ってきました。
先生は、幼少期から20代前半までの多感な時期を江戸川区小岩で過ごしたそうです。
同じエドガネーゼとして親近感が!
1935年生まれということは、私の父の世代です。学童疎開も父から話を聞いていた山形県ということで、なお一層親しみがわきました。
 
旧江戸川沿いのなぎさ公園の丘に伸びやかに広がる花びらの形の白い建物は、建築家・隈研吾氏の設計。
春には、色とりどりの花に囲まれてさぞや美しいことでしょう。
中は「魔女の宅急便」の「コリコの町」をイメージしたいちご色の可愛らしいデザイン。
これからいらっしゃる方も多いと思うので、ネタバレは最小限に!
 

①ショップ キャラクターグッズやお菓子、(少しお高いですが)おしゃれな先生ご愛用の服やアクセサリーもあります。ショップオリジナルの袋もキュートなデザイン!

断捨離中なので少しで我慢。

②大階段 左隅には1段ずつクッションシートが置いてあり、そこで選んだ本を読む人も。 階段に腰を下ろして本を読むなんて何年振りかしら?

こんな町に迷い込みたい。

③黒猫シアター 入場時に上映時間の書いてあるチケットを受け取ります。
子供たちが元気に参加していました。もちろん、大人も童心に帰って楽しめますよ。


④ギャラリー 児童文学に関する企画展を催しています。今回は「魔女展」でした。
西欧では魔女人形をお守りにキッチンに吊るすそう。確かに料理って魔法のようですね。

先生の集められた魔女人形もたくさん。

⑤アトリエ 先生の仕事場を再現。棚に並んだ愛読書を眺めながら、「こんな本を読むんだ!?」とびっくりしたり。生い立ちを映像で確認したり。

⑥ライブラリー 本に囲まれた明るいおとぎの世界のような場所。館内には先生が選んだ1万冊の児童文学書があります。

こちらは1階「コリコの町」の本棚。
2階ライブラリーの写真は、夢中になって本を探していて撮り忘れました。


⑦カフェ・キキ 15時過ぎに行ったら、食べ物はほぼ売り切れでした。コーヒーがまろやかで美味しかったです。今度はサンドイッチやカレーも食べたいな。更なるメニュー増を願います。  

窓から旧江戸川を眺めながら、甘いものでもいかが?

滞在時間はたった2時間でしたが、なんだか魔法にかけられたような心持ちでルンルン気分で帰路につきました。
子供から大人までたくさんの方にこの素敵な世界観を体験してほしいです。
館内にはたくさんの椅子やソファがあり、選んだ本をゆっくり読むことが出来ます。
予約制で入場者数が限られているので、どこも混雑した様子は有りませんでした。

缶バッジは、早速バッグにつけました。

東西線葛西駅からバス(もしかしたらピンクのラッピングバスに出会えるかも?)で10分。
公園やショッピングセンターも文学館から近いので、一人でも大人同士でもお子様連れの方でも、充実した都内の休日を過ごせる場所だと思います。
 
「見える世界と見えない世界」この文学館の中で何度も耳に目にする、先生の大切なお言葉の一部です。                           
K/T
「魔法の文学館」https://kikismuseum.jp/
 

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