常任委員のつぶやき

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大先輩の美しい絵


松操会誌のカットでもおなじみの高校2回白井延子さんが油絵を出展されている第51回「麻の会展」へ松操会の皆さまとお邪魔してきました。
場所は銀座コリドー通りにある「銀座アートホール」です。伊能忠敬のご子孫でいらっしゃる伊能亮先生の個展と併催されていらっしゃいます。
コロナで日常の活動ができなかった時期にも、絵を描き続けることが生きる支えになっていらっしゃったという麻の会の皆さまの素敵な作品を拝見しに、いざ、アートホールへ!



1階で伊能亮先生の個展、そして2階で麻の会展を開催しています。

絵画に負けないほど美しく華やかな衣装を召された白井さんが、2階まで案内してくださいました。

こちらが白井さんの描かれた「姉妹」と51回の課題作品「花」です。深い湖のようなエメラルドグリーンを背景に美しくたおやかな女性ふたりが描かれています。後ろは庭園でしょうか。課題にもなっている花が咲き乱れ、2つの作品は呼応しあうように、白井さんの世界を作りあげています。



松操会誌で良くお見かけしていた白井さんのサインです。
繊細なタッチのサインを生で拝見できてひそかに興奮しておりました。




いつまでもお若く美しい白井さん。その秘訣は白井さんの芸術に対する飽くなき探究心に違いない、と僭越ながらも絵画について質問させていただきました。
麻の会の出展作品は1年かけて描かれているそうで、年間を通じてのライフワークとして楽しんで制作されていること。毎年、大きな作品と4号の課題作品を出展されているそうですが、先に描かれているのはオリジナルの作品のほうだということ。「小さな課題作品には、大きな作品を描いた時の残りの絵の具を使っちゃうのよ」なんて可愛い秘密も教えてくださいました。




こちらは過去の白井さんの作品です。

この時も女の子を描かれているのですが、その白くて柔らかそうな肌が白井さんの優しいタッチにぴったりで、実物の絵も拝見してみたくなりました。

「わたしは女の人を描くのが好きなのよ。男の人はあんまり描けないの。だから親戚の女の人たちはみんな描いてしまって、もう描いていない子はいないぐらい」と笑っておっしゃる白井さんに、Tさんが「ぜひご親戚皆さんの2枚目を描いていただきたいです」とおっしゃっていました。素敵な女性の大先輩である白井さんが、女性の生涯を描いていくというのは、とても素敵なことだと思います。



最後に白井さんと絵を囲んで、ご一緒させていただいた三輪田学園の皆さまとパチリ!
白井さんを筆頭に美しく華やかな先輩が、いつまでも人生を明るく楽しく力強く歩んでいる姿は、後輩として生きる勇気をいただいた気分になれます。
楽しい1日をありがとうございました!


yoco.y

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