常任委員のつぶやき

常任委員のつぶやき

毎日がネコ曜日 ~ごはんですよ~♪~


ペットショップに限らず、今ではホームセンター、ショッピングセンター、百貨店、駅ビルにまでペットに関わるものが多数店頭に並んでいる。わざわざ出かけなくても、ネットショッピングを利用すれば画像をゆっくり見ながらレビューを参考にして「ポチっ」とクリックするだけで、翌日か翌々日には手元に届いてしまうのだから、お財布が許す限りの後は自分との戦いだ。
 
ハルカを家に迎えて半年ぐらいは、目にするネコグッズの全てが珍しくワクワクした。
当時のスマホの家計簿アプリを見ると、「ニャンゲル指数」の高さに今更ながら驚く。
最近やっと私も一緒の暮らしに慣れてきたのか、グッズを見ても「ふーん」と一呼吸置いて冷静に吟味することが出来るようになった。日々、飼い主も成長しているのだ。


         
(オモチャで遊ぶより外の景色を見ている方が好き)

コロナの収束化に伴い、家にいる時間もだんだん減ってきた。もともと、家よりも外が好きな人間だったし。その分、家にいる時間や夜の時間は、おもちゃの数々を目の前に並べて、「遊ぼう!」モードを出すのだけど、あちらも元来の気分屋なので、空振りも多々ある。

留守時間の増加で一番困ったのが、食事時間。獣医師の指導の下、ダイエットを始めて1日2食から3食にしたので、家にいない昼間や帰りの遅い日の夜は、置き餌をしなければならない。これから気温が上がってくると出しっぱなしの餌が痛むのが心配だ。
 
1か月間悩んで「自動給餌器」なるものをゲットした。感想は「もっと早く買えばよかった」というほどの便利さ。時間と量をセットすれば、ほぼ狂いなく決まった時間に定量が皿の上に出てくる。録音機能付きにしたので、私の「ハルちゃーん、ごはんですよ~♪」という声が同時に流れる。


                (時間と量をポチっとセットして)

慣れてくれるか心配したのも杞憂に終わり、初回は不思議がったが、2度目からは声がすると吹っ飛んで給餌器の前に行き、むしゃむしゃと食べ始める。              

これで、帰りが多少遅れても駅から「ゴメンナサイ、ゴメンナサイ」と独り言を言いながら小走りに歩く奇妙な姿ともオサラバだ。ついでに休みの日の朝も「ごはんまだですか?」と起こされることもない。
 
計算外だったのが、私とハルカの関係性の変化。これまでいくら毎日が「人間=ネコの下僕」だったとしても、食事時間だけは私がご主人様だった。それが自動給餌器の登場によって、完全に私の立場が地の底に落ちた。「アナタが居なくてもごはん出てくるもん!」っていうノリ。
あくまでタンクにカリカリごはんを補充しているのは、私なのですが・・・。
その分、ハルカの気を引こうとおやつの回数が増えていく。本末転倒とは、このこと。


             
(あぁ、満腹!)

昭和の終わりにお給料が銀行振り込みになってお父さんの威厳が薄れた時も、コンビニやファミレスが増えてお母さんの作ったご飯のありがたみが薄れた時も、こんな感じだったのかなぁ。
少しでもいい暮らしをさせたくて、日々親は頑張っているんですけどね。
親の心子知らず、飼い主の心ネコ知らずなのです。             K/T

 

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