常任委員のつぶやき

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日本未来科学館で、科学クラブの活躍を拝見!

夏休みも終わりに近づいた週末、理科が好きな娘が日本未来科学館のワークショップに参加してきました。
ワークショップのお題は空気で膨らむ新しい発想の乗り物です。参加者は自由に用途を考え、デザインを起こし、プレゼンテーションまで行うのですが、けっこうな長丁場になるため、早めに行ってランチでもしようと最上階に上がっていくと……そこでは「サイエンスリンク」という科学実験のイベントが開催されていました。



聞けば「サイエンスリンク」とは大学や高校の理科系サークルが、実験を通じて子供たちに科学の楽しさを教えたい!と集まって作ったイベントだそうです。
学校名を見ると、東大・東工大・お茶の水女子大・理科大など、そうそうたる有名校が並んでいます。
そして優しくて親切なリケジョのお姉さんたちがいっぱい。
「科学が大好きな娘が、いつかこんな風にサイエンスを楽しめる大学生になってくれたら嬉しいな」なんてことを考えながら、会場を回っていると、どこかで見かけたことのあるイラストを発見。
なんと我らが三輪田学園の科学クラブもサイエンスリンクに参加していました!



女の子たちに大人気だった三輪田学園のコーナーでは、葉脈を色素で染めてしおりを作るワークショップを開催していました。
この葉脈は学校近くのヒイラギ系の木から落ちた葉っぱを集めて、溶かし出したものだそうです。どの木だか、今度、松操会に行った時に探してみたいと思います。



まずは葉脈を選んでもらい、好きな色に染色して、台紙を選んだらその上でラミネートを行い、リボンをつけて、しおりにしてもらいます。
葉の染色は7色から選べ、台紙の色もリボンの色もたくさん用意してあったので、自分だけのオリジナルしおりが作れます。
女の子たちだけでなく、付き添いのお母様たちも楽しそうに色を悩みながら作っていました。



葉脈選びから完成まで、科学クラブの生徒さんたちの一連の流れがスムーズで、並んでいた女の子のお母様が「ほら、賢いお姉さんたちは、こうして作業効率がいいから混まないで作れたのよ」と、褒めてくださっていたのが嬉しかったです。
また生徒さんたちに優しくしてもらった女の子が嬉しそうに「わたしも中学生になったらこの学校に行きたい〜」と言ってくれて、お母様が「じゃあ、たくさん勉強しなくちゃね!」とおっしゃっていたシーンも可愛いかったです。



それにしても大学生のメンバーが多いサイエンスリンクに、なぜ三輪田学園が参加しているのでしょうか。
顧問の小室先生にお伺いしたところ、参加するまでの経緯を教えてくださいました。
キッカケは卒業してしまった元科学クラブの生徒さんだったそうです。
生徒さんの家庭教師をしてくれていたのがサイエンスリンクに参加している大学生で、その先生から「三輪田の科学クラブも一緒に参加しない?」と誘っていただき、今に至るという、そんな素敵なお話でした。
この日、ここで娘が葉脈のしおりを持ってニコニコしているのは、そんな素晴らしい偶然があってのことだと知ると、いっそう有難く思えてきました。



「三輪田祭では、もっとたくさんの実験に参加できるので、受験生の方にぜひいらしていただきたいです」と先生がおっしゃっていました。娘も小学生時代に三輪田祭の科学実験イベントに参加したことがありますが、広くてキレイな理科室に驚き、生徒さんたちの優しさに感激した覚えがあります。
今年の三輪田祭でも科学クラブの皆さんは、来訪してくれた受験生たちに、今日のような優しい笑顔で科学の楽しさを伝えてくださるのでしょう。
三輪田学園科学クラブの小室先生、生徒さんたち、楽しい1日をどうもありがとうございました!良い夏の思い出ができました。



 
Yoco.Y

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