常任委員のつぶやき

常任委員のつぶやき

チャイナペインティングの優美

 東京の桜が満開直前となった3月26日(土)、高校37回の安藤ルミさんのチャイナペインティング作品を観に行きました。



安藤ルミ《雅びやか》

 チャイナペインティングとは、白い磁器に花や動物、風景などを専用の絵の具で描く「絵付け」のことで、カンバスとなる白磁は皿、ティーカップ、花瓶など様々です。

 

 ルミさんは25年前にこれを習い始め、6年前からは大倉陶園という陶磁器メーカーのスクールにも通い作品を作り続けてきました。

今回の作品展示は、大倉陶園チャイナペインティングスクールの第15回作品発表会(有楽町朝日ギャラリーに於いて)でした。


安藤ルミさんの作品


 カップなどの曲面に絵付けをするのはとても難しそう…と思い、ルミさんに尋ねてみると、「参考の絵と同じように描いても、曲面では花が膨張して見えてしまう」とのこと。

そのため、見え方を確認しながら微調整を繰り返すのだそうです。

緻密な作業を根気強く積み重ねることによって、繊細で上品で柔らかさもある美しい作品へと仕上げられていくことを知り、感服しました。

 

 普段、目玉焼きをのせる皿を適当に選んでいる私にとって、優美なチャイナペインティング作品を鑑賞することは「日用品に美的価値を付加する」という心の豊かさに触れられる貴重な機会です。

 

 次回の作品展示は、6月23日(木)~26日(日)東京芸術劇場(池袋)「国際公募 東京アート工芸2022」だそうです。また行きますね!


37D安藤ルミさんと作品発表会会場前で(左から2番目が安藤ルミさん)


 

37回D組 高橋千津子(河島)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。* が付いている欄は必須項目です。
(卒業生の方は名前の前に卒業回数をご記入下さい。)
※管理者が承認するまでコメントは表示されません。