常任委員のつぶやき
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2024年8月13日
白井延子さんの碧い世界
梅雨の合間の6月末、麻のワンピースを着てお出かけしたくなるような日に、松操会の皆さんと第52回「麻の会展」にお邪魔してきました。
高校2回の白井延子さんが絵画を出展されている「麻の会展」は毎年、コリドー通りにある銀座アートホールで開催されます。
会場に入ると、白井さんの絵はすぐにわかります。白井さんカラーと呼びたくなるような、透明感のある美しいエメラルドグリーンがパッと目に入るからです。
今年の課題は「風景」。4号の絵にイタリアのヴェネチアの風景を描きました。イタリアが大好きで数えきれないほど旅行に行っていらっしゃる白井さん。「本当はこんなに色鮮やかな景色じゃなかったのだけど、暗いのが好きではないから明るい色の絵の具を使って運河を描いたのよ」と教えてくださいました。夕暮れ時なのか、それとも夜明け時なのか、美しい色彩の光に照らされた小さな運河の絵はとても可愛らしかったです。
また20号の絵は陶芸家の濱田庄司さんの花瓶に飾られたお花を描いたのだそうです。益子焼らしい素朴で朴訥な質感の花瓶と、白井さんの描くたおやかで華やかなお花のマッチングがとても幻想的でした。
今日お邪魔した松操会員全員でパチリと記念撮影。
白井さんの絵に合わせてきたかのように、皆さん青や緑の美しいお洋服をお召しになっていて、アートの一環のようでした。白井さんの緑色のマルチカラーが散りばめられたサマーセーターは、なんと昔の毛糸をほどいてご自身で編みなおされたものだそう。近くで拝見させていただくと、今では見かけないような凝った毛糸でした。さらりとそんなことをおっしゃる白井さんが素敵です。わたしも麻の会をイメージしてリネン入りのワンピースにしてみました。皆さんが煌びやかなので、オシャレして行くのも楽しい麻の会展鑑賞会です。
素敵な絵を堪能させていただいた後は、アートホールを出て、コリドー通りでイタリアンのコースをいただきました。白井さんが大好きなイタリアのお料理を選んでくださったHさん、ありがとうございます。白井さんのイタリア話を聞きながらいただくイタリアンはとても美味しかったです。また、白井さんから美と健康の秘訣もお伺いしました。とにかく3食ごくごく普通にいただくこと。きっと三輪田の卒業生でいらっしゃるお嬢さまの作られた美味しいご飯が美と若さの秘訣なのだと思います。うらやましいです!
三輪田学園を卒業された方と、さまざまなシーンでご縁があるとおっしゃる白井さん。お食事のあとも高校16回の桜井さんがいらっしゃって楽しい時間をお過ごしになったそうです。今年も美しい時間をありがとうございます。また来年も皆で元気に、白井さんの素敵な絵を拝見できることを楽しみにしています♪